高血圧の治療法ランキング

高血圧の治療には、生活習慣改善などの非薬物療法と薬物療法の二本立てで行います。

高血圧症は、長い間に健康に非常な悪影響を与え続けます。動脈硬化が進んで、それによって脳卒中・心筋梗塞・腎障害などの深刻な合併症を引き起こしていきます。

高血圧症が軽症な場合は非薬物療法だけでいいのですが、医師が必要とした場合は、薬物療法によって血圧を下げる高血圧の治療がとられます。

血圧を下げる降圧薬は、今から30年ほど前はよく効く薬があまりなかったため、たくさんの人が高血圧症とその合併症で亡くなわれていました。ところが今日では、下げられない高血圧はないという所まで、降圧剤は進歩しています。

高血圧症に関しては、薬物療法の治療効果はきわめて大きくなって、医師の処方どおりに、きちんと服薬して治療すれば、ほとんどの場合血圧は正常値まで下がります。

高血圧で悩まれている方は、悩んだりしないで、早めに医療機関を受診することが一番大事です。

高血圧の治療での薬物療法は、降圧剤の投与によって血圧を正常値に保つことにあります。しかし最終的な高血圧の治療目的は、高血圧症が引き起こす動脈硬化を防ぎ、それが元で発症する脳卒中・心筋梗塞・腎障害などの重篤な合併症を予防することにあります。

特に脳卒中を予防するのに高血圧の治療は、大きな効果をもたらします。

高血圧の治療は、薬物療法と生活習慣改善などの非薬物療法との並行で行われなければなりません。

薬物療法で、血圧が下がり治療効果があったからといって、塩分を多く含む食事を続けたり、運動不足・肥満の解消などの生活習慣を改善しないということは、決して良いことではありません。降圧剤の治療効果が十分発揮されないし、高血圧症以外の生活習慣病を引き起こしてしまいます。

高血圧の治療は、生活習慣改善などの非薬物療法と薬物療法が車の両輪になっているということを認識しましょう。